2019年10月29日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
今回は、ワールドプレミアで披露されたモデルの陰に隠れちゃった感のある1台を再びご紹介します。
モンスター1200Sの黒色、Black on Blackです!
バイク自体は既存モデルであり、モデルチェンジをしたわけでもないのですが、追加の新色としてリリースされました。
この色、かなり男前。
硬派です。
定番の赤とはまた違った魅力がありますね。
とてもクールな色ですが、公式にリリースされたのが9月の半ば(ブログでも紹介済み)でした。
ワールドプレミアを目前に控えたタイミングでの発表だったので、いまいち注目度が上がらず、ワールドプレミア後は完全にニューモデルに目が行ってしまって、もはや忘れ去られているような…。
発表後約1ヶ月半で忘れられるのは、ちょっとかわいそう。
そんなわけで、今日改めてピックアップしました。
硬派にキメたい方、どうでしょうか。
モンスターのデザインも相まって、筋肉質でストイックな印象に仕上がっています。
ちなみにドゥカティ公式サイトでは、MotoGPライダーのJ・ミラーやF・バニャイアなどと一緒に撮影されたイメージカットが掲載されています。
単なる車両画像だけでなく、GPライダーも起用してプロモーションしているというのは、メーカーとしても力を入れている証拠。
当店としてもオススメしていきたい1台です。
残念ながら展示車は現在ありませんが、車両のご予約は承りますので、ご購入希望の方はぜひご相談ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
Arrivederci.
2019年10月29日
こんばんは。ディライト奈良の(ムルティ)西本です。
いきなりドォォ~ンとシフトペダルの写真をアップしました。
今回は、DQS(ドゥカティ・クイック・シフター)にスポットライトを当ててみます。
「クイック・シフター」は、レースシーンから生み出された装備です。
コーナーを抜けて加速していく時、当然シフトアップしますよね。
その際、普通はクラッチレバーを握って駆動力を途切れさせ、その間にギアチェンジをします。
しかし、そのような操作では駆動力が途切れとぎれになり、鋭い加速ができません。
それを、クラッチ操作を行わずにペダル操作だけでシフトアップを行い、無駄のない加速を実現させるのがクイック・シフターです。
操作は簡単!
スロットルグリップを適度に開いたまま、シフトペダルをアップする方向に操作します。
クラッチレバーは握りません。
それだけです。
上の写真中央の長方形の黒い部分がスイッチになっていて、シフト操作を電気的に検知して極短時間点火をカットし、駆動力の隙間をつくってそのあいだにギアチェンジを行います。
最近のDQSはシフトダウンの時にもクイックシフターが働いて、クラッチ操作なしでスムーズな減速ができるようなり、ライダーはブレーキ操作やライン取りに意識を集中させることができるようになりました。
「なら、クラッチいらんのちゃうか。」
いいえ、スタートや停車のとき、また渋滞時にゆ~っくりと進まなければならないときなど、一般道のほうが多彩なシチュエーションが想定され、クラッチ操作は不可欠になります。
たまに、クイックシフターと“ノンクラ(ノンクラッチ)”を混同されている方がおられますが、スクーターなどのノンクラ車にはニュートラルはなく、エンジン回転が低いときはニュートラルのような状態ですが、回転を上げると後輪に駆動力が自動的に伝わり、車両は前進していきます。
一般的な多段変速車には駆動力が後輪に伝わらない「ニュートラル」のギア位置があり、エンジン回転を上げても駆動力は後輪に伝わりません。
そうです、このDQSは、車両が走り出してしまえばクラッチレバーを操作する機会がほとんど無くなるため、長距離ツーリングのときの左手への負担が大幅に軽減されます。
サーキットで生み出されたDQSですが、一般道、特にツーリングシーンでライダーの疲れを少なくしてくれるので、多くの機種に標準装備もしくはオプション設定されるようになりました。
新しくなったムルティストラーダ950Sにも標準設定されているDQS。
ツーリングシーンでライダーの走りを支えてくれる、〔黒子〕のような装備です。