2019年11月04日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
今回はXディアベルのエンジンについて。
Xディアベルに搭載されている『テスタストレッタDVT1262』エンジンは、とにかくトルクフル。
最大トルクは、なんとパニガーレV4Rの11.4kgmを上回る12.8kgmです。
まず、最大トルクの80%(約10kgm)を2,000rpmという低回転域から淀みなく絞り出し、その後5,000rpmで上記の最大トルクを発生。
低速域であっても図太い加速を見せてくれます。
(体感できるかどうかは別として)ゼロ発進からの力強さはV4R以上…。
そしてこの力強さは、快適なクルージングにも大きく寄与します。
エンジンを回さなくともグイグイ走る。
重心が低く安定性の高い車体やラクな乗車姿勢も相まって、流して走るにはもってこいだと思います。
またXディアベルのエンジンは、性能だけでなく外観にもひじょうに力が入れられています。
エンジンカバーに磨きが施されるとともに、ウォーターポンプ等の補機類が移設されるなど、エンジンの造形美がより際立つように設計されています。
ドゥカティが「エンジンの王様」と銘打っている一品は、中身も外見も妥協なしです。
SBKとはまた違った世界観を味わいたい方、一度ご覧ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
Arrivederci.
2019年10月28日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
先日24〜26日にかけて、SBK(スーパーバイク世界選手権)の最終戦・カタールラウンドが行われました。
レース1では、C・デイビスが2位、A・バウティスタが4位にそれぞれ入りました。
そしてレース2では、デイビスが2位、バウティスタが3位を獲得、2019年シーズン最後のレースで、ドゥカティ勢はダブル表彰台という好成績を残しました!
このレースをもって、今シーズンのSBKは終了。
年間のポイントランキングは、バウさんが2位、デイビスが6位という結果となりました。
デイビスさん、バウティスタさん、おめでとう!
そして、SBKライダーの皆さん、1年間お疲れ様でした!
今年のSBK、ドゥカティ勢はV4Rでの参戦初年度ということで、その戦闘力はいかがなものかと注目が集まりました。
いざ開幕すると、バウさんが怒涛の11連勝。
オーディエンスの度肝を抜いたのは記憶に新しいですね。
ただ、“絶対王者”カワサキのJ・レイはやはり今年も強く、最終的にはチャンピオンの座を獲られてしまいました。
バウさんが連勝記録を更新していた間は、「このまま最終戦まで全部勝つんちゃう?」なんて思ったりしましたが、レイに阻まれてしまいましたね。
レースの世界は厳しいってことで。
チャンピオンマシンにはなれませんでしたが、V4Rの速さはしっかりと世界にアピールできたのではないかと思います。
来年はバウさんがチームから抜け、代わりにS・レディングがチームへ加入します。
レディングはMotoGPでも走っていた経験をもち、今年はBSB(ブリティッシュスーパーバイク選手権)にV4Rで参戦し、年間チャンピオンに輝いたライダー。
実力が確かなのは言うまでもなく、V4Rにも慣れているでしょうから、来年は今年のバウティスタのように初戦からブチかましてくれることでしょう!
楽しみです。
2019年10月14日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
昨日、SBKアルゼンチンラウンドのレース1の結果をお伝えしましたが、今日はレース2の結果をお送りします!
レース2では、バウティスタのチームメイトであるC・デイビスが2位表彰台を獲得しました!
昨日のレース1ではバウティスタが勝って、レース2も!と期待しましたが、レース2はJ・レイに喰われましたね。
ただ、レース1・2ともにドゥカティ勢が表彰台に登ることができたことは、称賛に値することです。
Congratulations! Bautista&Davies!
このレース結果で興味深いのが、ファステストラップをデイビスが記録しているということ。
レース2で勝利したのはレイですが、デイビスのベストラップはレイのそれを上回っていました。
また、レース中のトップスピードもデイビスとバウティスタが最速でした。
二人とも312km/hを記録。
ちなみにレイは309km/hで、レース2で310km/hオーバーを記録したのは二人のV4Rのみでした。
V4R、まっすぐ速すぎ!
デスモセディチGPみたいですね!
今回のレースは、V4Rのパワフルさが結果につながったようです。
V4エンジン、恐るべし…。
SBKの次戦は、10月24日より始まるカタールラウンドです。
またレポートしますね!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
Arrivederci.
2019年10月13日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
今日はSBK(スーパーバイク世界選手権)の話。
この土日で行われたアルゼンチンラウンドのレース1にて、V4Rを駆るA・バウティスタが勝ちました!
このレースでは、前半はバウティスタとJ・レイ(カワサキ)が競り合う展開でしたが、中盤以降になるとバウティスタがレイとの差をジリジリ広げ、そのまま独走でチェッカーを受けました。
残念ながら、今年の年間チャンピオンの座はレイが既に獲得しているのですが、それでもレースで1位になるのはうれしいことですよね!
バウさんに実力があることは言うまでもないですが、V4Rはやっぱりレーサーマシンとして優秀なのだと感じます。
探りさぐりのデビューイヤーとしては、上出来なのではないでしょうか。
来年以降はV4Rも熟成が進んで、さらに戦闘力が上がるはず。
今シーズンもまだ終わっていないので気が早いですが、来年が楽しみですね!
2019年09月30日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
スーパーバイク世界選手権(SBK)のフランスラウンドが開催されました。
このラウンドで、KRT(カワサキレーシングチーム)のJ・レイが年間チャンピオンを獲得。
5年連続でワールドチャンピオンとなりました。
Congratulations!ジョニー!
ちなみにSBKで5年連続チャンピオンを獲得したライダーは、いまだかつていないそうです。
とてつもなく強いライダーですね、ジョニー。
それまでも勝ち続けてきて、そうであっても現状に甘んじることなく、さらに上を目指す姿勢は、男として見習わなければ。
ZX-10Rのセールスもウナギ登りなんだろうな〜(笑)。
ドゥカティ勢は、今回は奮わずでした。
A・バウティスタはスーパーポールレースで5位、レース2ではリタイヤに終わっています。
C・デイビスは両レースとも4位でした。
今年はバウさんが開幕から11連勝の快進撃を見せ、「バウさんとV4R、参戦初年チャンピオンあるんちゃう?」と思いましたが、現実はなかなか厳しかったですね。
やはりジョニーが強すぎます。
しかし、レースにおけるデータがほとんど無いV4Rでここまで戦えたことは、賞賛に値すべきことだと思いますし、V4Rのスポーツバイクとしてのポテンシャルはもう十分に世界中へアピールできたことでしょう。
SBKも残すところあと2戦。
チャンピオンの夢は潰えましたが、残りのレースではドゥカティ勢に勝ってほしいですね!
では、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Arrivederci.