2019年04月19日
いつもありがとうございます!ドゥカティ東名名古屋です。
当店の展示車両をご紹介します。
今日の1台はこちら↓↓
モンスター797+(プラス)です!
1993年に900がデビューし、早26年。
モンスターも息の長いモデルとなりました。
現在は1200、821、そしてこの797の3機種でモンスターファミリーが構成されています。
現行のモンスターファミリーの中では、末弟モデルということになりますね。
さてここでみなさん、「末弟モデル」と聞いて、どういうことをイメージするでしょうか。
もしかしたら、「質を落とした廉価版」という見方をする方もいるかもしれません。
確かに、797にはオーリンズやマルケジーニといった有名メーカーのパーツは付いていないですし、エンジンパワーも約70馬力と、現代の基準で考えると決して高出力とはいえません。
カタログ上の装備やスペックだけで比べると、1200や821に見劣りしてしまうでしょう。
しかし、しかしです!
797は、決して「安く作ったバイク」などではありません!
明確な意義が与えられた、ドゥカティ渾身の1モデルなのです。
モンスター797の存在意義…それは、
“ 誰もが簡単にドゥカティのパフォーマンスを味わえる ”
ということなのだと考えます。
車体を構成する要素、そしてそこから生まれる乗り味が見事に
“ 丁度よく ”
作られているのです。
たとえば、フレーム。
797には、ドゥカティのお家芸であるトレリスフレームが採用されています。
トレリスフレームは軽量で、また剛性のバランス取りをしやすいことが長所です。
797に用いられているトレリスフレームは、その長所を、デイリーユースレベルにおいても感じ取れるように設計されています。
ワインディングロードでのコーナリング、市街地での右左折時などでもフレームが適切にしなり、安定的かつ軽快にバイクを操れるように作られているのです。
サーキットでなくともドゥカティ・ハンドリングを味わえるって、いいと思いませんか?
また、797のトレリスフレームについては、かつてのモンスター900のそれを想起させる形状で、“ 伝統的なドゥカティらしさ ”をアピールしているところも魅力ですね。
797の扱いやすさを実現しているもう一つの大きな要素が、エンジンです。
排気量803cc、空冷2バルブの「デスモデュエ」エンジンは、中回転域におけるトルクの強さが特徴。
5,750rpm(回転数)をピークとし、その前後、だいたい5,000〜7,000rpmで豊かなトルクを放ってくれます。
そこに、Lツインエンジン特有の活きのいいスロットルレスポンスが組み合わさり、街中では交通の流れに合わせて俊敏に走れ、またワインディングのコーナーではドゥカティらしい痛快な立ち上がり加速を味わうことができます。
Lツインの真骨頂、ここにあり!といった感じでしょうか。
そして、72馬力というパワーも、本当に“ 丁度いい ”。
「パワーがありすぎて、アクセルを開けられない」ということもなく、かつ(公道を常識の範囲内で走る分には)パワー不足を感じることもありません。
「ツーリングで、そこそこスポーティに楽しく走りたい」、「街中をキビキビ走りたい」という方にとってはベストマッチなのではないかと思います。
頼り甲斐のあるトルクとほどよいパワーをもつ797のエンジンは、スペック至上主義の高回転型エンジンには成し得ない親しみやすさをもっているのです。
また、扱いやすさだけではなく、空冷Lツイン特有の“ 味 ”もしっかりと織り込まれているので、そのあたりも感じてもらえたらと思いますね。
1200や821にはない魅力がここにあります。
その他、ホイールやサスペンションなども、幅広いシチュエーションで心地よくライディングできるように設計/設定されており、よりいっそう扱いやすさに磨きがかけられています。
大型バイクへのステップアップを検討中の方、今までドゥカティに乗ったことのない方、そして、「初バイクです」という方にも、モンスター797はいいチョイスなのではないかと思います。
「ハイスペックのバイクに疲れた」というベテランの方にもいいかもしれませんね。
ちなみに今回紹介しているモンスター797+は、スタンダードのモンスター797にビキニカウルとリヤシートカウル(タンデムシートカバー)が追加されたグレードで、それ以外はスタンダードと同一の仕様となります。
モンスター797が気になった(なっている)方、ぜひ当店へ見にお越しください。
今なら821も展示してありますので、直接比較もできますよ。
スタッフ一同、お待ちしております。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。