2020年04月25日
SCRAMBLER ICON
JS 様
この度SCRAMBLER ICONの2019年モデルをご購入いただきましたJS様は、他にも1978年製のZ650や1980年製のZ1 クラシックを所有されている、筋金入りのカワサキフリークです。
そのJS様がSCRAMBLERを選ばれた理由は、気軽に出かけられる、そして軽くてオモシロい、というところです。
カワサキ車も他のドゥカティ車も、出かけるのに何か決心しないといけないとか、重く感じるとかではないのですが、スクランブラーが持つファッションの一部のような、日常の一部のような、普段の生活の一部分のような、そんな特別ではない感じ、「バイク」に垣根を感じないところ、それは今のドゥカティではスクランブラーにしかない部分だと思います。
しかも、そんなフレンドリーでありながら、しっかりした走りやVツインエンジンの鼓動の面白さなど、モーターサイクルとしての核のところはきちんと併せ持っている、ベテランライダーにもおススメしたいモデルです。
JS様が選ばれたSCRAMBLERはマイナーチェンジされた2019年モデルで、クラッチ操作系が油圧式になり操作がより軽くなりました。
また、グラフで表示される燃料計やギアポジションインジケーターなど使い勝手が良くなり、さらに出掛けやすくなっています。
JS様、この度は誠にありがとうございました。
リアサスペンションやゼッケンプレート等、すでにカスタムさせていただいているところもありますが、これからさらにJS様仕様の完成に向かってお手伝いさせていただければと思います。
今後もよろしくお願い致します。
2020年04月18日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
今日はニューモデルのストリートファイターV4(以下、SF)をちょっとだけ解剖、紹介しちゃいます。
SFは「パニガーレV4のカウルを外して、ほんの少しアレンジしただけのバイク」と思われているフシもありますが、実は予想以上にいろいろな箇所が専用で作りこまれています。
たとえば、スイングアーム。
パニガーレと比較し、16mm長いものが採用されています。
詳説し始めると物理の話になっちゃうのでかなり割愛しますが、スイングアームはある程度長いほうがコーナリングで有利(=速い)になります。
他にも、
・シートクッションの厚みを増大
・リヤサブフレームのディメンションをSF専用に変更
・クラッチサイドカバーをクラッチアウターカバーと一体化
・最終減速比のショート化
・グリップヒーター専用ボタンの装備(on右側スイッチボックス)
・キーシリンダー内パーキングポジションの廃止
・シートおよびサブフレームの設計変更に伴うタンク後端形状の変更
などなど、SF専用に改変が施されている箇所は多岐にわたります(まだある)。
単に「アップハンドルのパニガーレV4」ではないことが伝わるのではないでしょうか。
見れば見るほど、知れば知るほど興味深くなってくる、SF。
史上最強のネイキッドバイク、SF。
根岸も一度、乗ってみたい!
現状、当店にてご予約いただいているお客様が何名かおられますし、お問い合せも多数頂くのですが、新型コロナウイルスの影響で入荷の目処が立っておりません(申し訳ありません…)。
もう少し、お時間をください。
2020年04月12日
こんばんは。ディライト奈良の西本です。
いいお天気の休日なら少しの時間でもバイクで走ると気持ちいい、そんなシーズンなのですが、
新型コロナウイルスの影響で、バイクに乗ることをためらってしまいますよね。
この機会にサスペンションのオーバーホールをしてみませんか?
前後とも、サスペンションユニット内には専用オイルが入っていて、スプリングが伸縮するときの余分な動きを吸収してくれたり、ブレーキングや加速時の車両姿勢のコントロールに一役買ってくれたりしています。
バイクが上下動するたびにサスペンションも伸縮し、その内部のオイルには負担が掛かっています。
エンジンオイルやブレーキ・クラッチフルードはマメに交換されていると思いますが、サスペンションのオイルはいつ交換されましたか?
一度も交換されたことのない方、けっこういらっしゃるのでは?
そのような車両なら、サスペンションのメンテナンスを検討してみてください。
同じ時間をかけるなら、オーバーホール(分解・清掃)して隅々まできれいにしてみませんか?
ステアリングステムやリアサスペンションのリンクなど、ベアリングが組み込まれているところも同時にグリスアップもされると、状態はさらに良くなります。
サスペンションの劣化は徐々に進行するのでなかなかわかりにくいものです。
ですが、確実にサスペンションオイルの酸化や各部の磨耗は進んでいますよ。
今年の春は、サスペンションのメンテナンスをお勧めします!
※車種や状態などにより、金額や納期は異なります。
詳しくは、最寄のディライト各店までお問合せ下さい。
ドゥカティ鈴鹿:059-370-5528
ドゥカティ東名名古屋:052-703-7101
ディライト奈良:0743-85-4910
2020年03月22日
こんばんは。ディライト奈良の西本です。
ドゥカティの現行モデルのクラッチには、エンジンオイルに浸っている[湿式クラッチ]と、浸っていない[乾式クラッチ]があり、ほとんどが湿式ですが、PANIGALE V4RとSUPERLEGGERA V4には乾式が採用されています。
[乾式クラッチ]はMoto GPをはじめ、ほとんどのレーシングエンジンに搭載されている機構ですが、
メリットもあれば、当然デメリットもあります。
☆乾式クラッチのメリット☆
・エンジンオイルに浸っていないため、撹拌抵抗がなく、パワーロスがない。
・エンジンオイルが劣化しにくい。
・メンテナンスが容易。
★乾式クラッチのデメリット★
・数枚のクラッチプレートがオイルを介さず直接接触するため、クラッチミートの際に激しく摩擦し、耐久性に劣る。
・半クラッチの範囲が湿式クラッチと比べて少ないので、クラッチ操作がシビアになる。
・「カラカラ」と独特のメカノイズを発する。
クラッチ操作をほとんど行わないサーキットでは、大きなアドバンテージを有することになる[乾式クラッチ]。
レーシングエンジンやサーキットを強く意識するモデルなら、必須の機構です。
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現在ディライトに在庫している<USED BIKE>の996Rや749Rは、乾式クラッチを採用しています。
“走り”に特化したこれらのモデルをぜひお楽しみ下さい。
2020年03月15日
MULTISTRADA1260S
M 様
今回、MULTISTRADA1260Sをご購入いただきましたM様。
以前は2013年式のMULTISTRADA1200S GTにお乗りでしたが、車検を迎えるにあたり、現行モデルにお乗換され、カラーリングも承りました。
最初期のMULTISTRADAは2003年、空冷エンジン・乾式クラッチの1000でした。
その後、湿式クラッチの1100になり、2010年にはフルモデルチェンジ、1200の水冷エンジンになりました。
2015年にはマイナーチェンジを受け、外観はほぼ現行モデルと同じになります。
改良が重ねられた現行モデルは、大柄に見えるルックスの割には跨ると意外に足着きがよく、コンパクトに感じられます。
また、UP/DOWN双方で作動するクイックシフターが装備されているところもツーリングライダーにとってはとてもありがたいポイント。
長距離・長時間のライディング中、クラッチ操作の回数が激減し、あの左手の痛みから解放されます。
M様、この度は誠にありがとうございました。
シンプルなカラーリングは新鮮で、一目でM様と解る印象的なものに仕上がったと思います。
「MULTI乗りは次もMULTI」。
MULTISTRADAに乗っていると、自然とそうなってしまいますね。
さらに熟成がすすんだMULISTRADA1260Sで、これからのツーリングライフをお楽しみ下さい。
私達も精一杯応援させていただきます。
これからもよろしくお願い致します。