2023年03月26日

ドゥカティオーナー誕生 『MONSTER 1100 EVO』

ドゥカティオーナー誕生 『MONSTER 1100 EVO』 MONSTER 1100 EVO

S.E様






この度MONSTER 1100 EVOをご購入いただきましたS.E様

以前からドゥカティに乗られているお客様ですが、
お仕事などで街乗りの機会が増え、通勤にも使えて楽しいバイクはないかご相談に来てくださいました

お話を聞く中で”程よいパワー+スピードを出さなくても楽しい”空冷エンジンモデルが候補に挙がり、
良いタイミングで入荷していたMONSTER 1100 EVOでご成約いただきました

とはいえMONSTER 1100 EVOは73馬力あります
しっかり回転数を上げても楽しいバイクですからサーキット走行まで楽しめる奥深さがあります
きっと充実したバイク生活を送って頂けると思います



S.E様はドゥカティ東名名古屋が移転した年からのお客様
お付き合いが長いとは言えませんが、また当店でドゥカティを選んでいただけてとてもうれしく思います
本当にありがとうございます!

これからも楽しんで頂けるようなイベントを構想中ですので、
これから一緒に思い出を作っていきましょう!


2023年03月26日

レーシングフラットリンクについて

レーシングフラットリンクについて レーシングフラットリンクについて
(Panigale V4、Streetfighter V4用)

「製品ページはこちら」



目次

  1. 作製経緯
  2. 交換することによっての変化について
  3. ホイールストロークとリアサスストロークの関係
  4. ホイールストロークとリア荷重の関係
  5. まとめ



1. 作製経緯

このパーツの作製の原点は鈴鹿8耐への参戦です。
ノーマルリンク状態で走行テストをした時に、サスペンションがうまく機能していない事がわかった。調べてみると、純正部品の品番はV4RもV4S、V4も同じ品番であることが分かった。

V4S、V4は二人乗りも想定して作られている。そこから考えると、リアサスの性能を引き出すためにリンク比を変える必要があり、そこから開発が始まった。
何通りかのリンクを作製し、ベストな状態に至った。



2. 交換することによる変化

リンク比を変えることによってどうなるのか?
リアサスの特性をフラットにすることができる。思い出してほしい、1199や1299Panigaleにはリンクのところに切り替えが付いていた。「F」と「P」と記されていたあれである。
(「フラット」と「プログレッシブ」)

V4シリーズには切り替えが無い。したがって二人乗りを想定した「プログレッシブ」状態で、それはリアサスの動きが、初動と沈んだ時では特性が変わることを意味している。
サーキットやスポーツ走行では、プログレッシブの様に特性が変わってしまうと、サスセッティングが複雑になります。

特性をフラットにすることにより、沈み始めと沈みこんだ時の特性の差が少ないので、セッティングを出しやすくなるというのが最大の利点です。






 

レーシングフラットリンクについて



3. ホイールストロークとリアサスストロークの関係

前項で述べた「セッティングが出しやすくなる」というところをもう少し深堀していきます。

フラットリンクに変えることにより、サスペンションを多く動かせるようになります。
その結果、リアサスの沈み込みをより体感できるようになり、リア接地感や車体の姿勢が把握しやすくなります。
どのようになるか、数値で説明します。

この表は、ホイールを○○cm動かすために必要なリアサスのストローク量を記しています。
数値はおおよその数値です。

 

ホイールストローク(mm) フラットリンク
リアサスストローク(mm)
ノーマルリンク
リアサスストローク(mm)
20 9.4 9.0
60 28.4 27.6
100 47.6 46.6

100mmホイールを沈ませる方向に動かしたとき、フラットリンクでは47.6mmリアサスを沈ませなければならない。ノーマルリンクとの比較は+1mmである。
すなわち、フラットリンクの方が1mm多くリアサスストロークを使うことができるということになる。使える幅が広がることによって、体感的にサスの沈み込みがわかりやすくなるのです。



4. リアホイールストロークとリア荷重の関係

フラットリンクはリアホイールへの荷重も増やします。
これも数字を見て頂くとわかりやすいとおもいます。
数値はおおよそです。


 
ホイールストローク
(mm)
フラットリンク
リアホイール荷重(N)
ノーマルリンク
リアホイール荷重(N)
20 1095 1042
60 2210 2123
100 3321 3254


全てのストロークにおいて、リアホイール荷重が増えています。
すなわち、リアのトラクションがかかりやすくなり、グリップも増す方向になるということです。

このような計算をしてリンクを作製しています。
実際には、スイングアーム角度やレバー比、イニシャル、スプリングレートなどの数字を出し、計算しています。



 

レーシングフラットリンクについて


5. まとめ

このリンクは完全に性能重視で開発したリンクです。
コーナーリング性能、セッティング性能を考え作られています。
性能を引き出すためのリンクです。

ですから決して「乗りやすくなる」とか「快適に乗れる」というものではありません。

タイムが出るかどうかもセッティングとライダー次第です。
確実なことは、我々はこのリンクを8耐レーサーに使用し走っているという事実です。
それが全ての証明だと思っています。

詳しく書いてしまうとあまりにも長文になってしまうので、要点を絞って紹介しました。
何となく雰囲気は分かって頂けたかと思います。
これからもレースからのフィードバックを活かした製品を開発してまいります。
ご拝読ありがとうございました。




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