2020年03月22日
こんばんは。ディライト奈良の西本です。
ドゥカティの現行モデルのクラッチには、エンジンオイルに浸っている[湿式クラッチ]と、浸っていない[乾式クラッチ]があり、ほとんどが湿式ですが、PANIGALE V4RとSUPERLEGGERA V4には乾式が採用されています。
[乾式クラッチ]はMoto GPをはじめ、ほとんどのレーシングエンジンに搭載されている機構ですが、
メリットもあれば、当然デメリットもあります。
☆乾式クラッチのメリット☆
・エンジンオイルに浸っていないため、撹拌抵抗がなく、パワーロスがない。
・エンジンオイルが劣化しにくい。
・メンテナンスが容易。
★乾式クラッチのデメリット★
・数枚のクラッチプレートがオイルを介さず直接接触するため、クラッチミートの際に激しく摩擦し、耐久性に劣る。
・半クラッチの範囲が湿式クラッチと比べて少ないので、クラッチ操作がシビアになる。
・「カラカラ」と独特のメカノイズを発する。
クラッチ操作をほとんど行わないサーキットでは、大きなアドバンテージを有することになる[乾式クラッチ]。
レーシングエンジンやサーキットを強く意識するモデルなら、必須の機構です。
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現在ディライトに在庫している<USED BIKE>の996Rや749Rは、乾式クラッチを採用しています。
“走り”に特化したこれらのモデルをぜひお楽しみ下さい。