2020年02月04日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
みなさん、パニガーレV4のエンジン『デスモセディチ・ストラダーレ』には、シリンダー休止システムが備わっているのをご存知でしょうか。
余計な燃料消費やエンジンの温度上昇を抑えるためのこの機能。
以下の条件を満たすと、リヤバンク側の2気筒が自動で休止します。
●エンジン温度が75℃以上
●アイドリングの回転数
●スロットルを操作していない
●ギヤがニュートラルまたはクラッチが切れている
条件を見る限り、信号待ちや渋滞といったシチュエーションでの無駄な燃焼や加熱を抑制するための機能という感じですね。
以前(今もかな?)他メーカーの直列4気筒エンジンでも、気筒休止システムはありました。
ただそれは、コーナーの立ち上がりなど、トルクは欲しいけれど急激な回転上昇(=ホイールスピンの原因)は抑えたい状況で2気筒が休むというものでした。
つまり、走行中に働くシステムであり、V4のそれとは目的が異なります。
V4のほうは、ツーリングなど公道走行時の省エネ&快適性向上に寄与してくれるものなので、多くのライダーにとってありがたく感じられるのではないでしょうか。
V4はただ速いだけではなく、ライダーがより安全かつ快適に走れる機能も盛りだくさんなんです!
(ディライトではV4の試乗車もありますので、ぜひご体感ください)