2019年11月25日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
今日は11月25日。
日本全国のバイク乗りたち曰く「いいニーゴーの日」らしいので、今回はドゥカティがかつて作った250ccのモデルを紹介します。
250 MACH1/S
250マッハ1/Sは、1965年に発売された市販レーサーです。
1964年のバルセロナ24時間耐久ロードレースにて、当時のドゥカティワークスチームがチャンピオンを獲得したことを記念して製作されました。
エンジンパワーは34PS/8,500rpmで、車重は127kg。
パワーはともかくとして、127kgという車両重量は当時の250ccとしては重く、一発の速さを求められるスプリントレースではやや不利なスペックでした。
なぜ重量級の仕上がりとなったかというと、ベースとなったバイクが耐久レーサーだったから。
軽さよりも長丁場のレースに耐えうる頑丈さを重視したダブルクレードルフレームなどの基本骨格が、そのまま使われたのです。
総生産台数は17台で、そのうち5台はデスモエンジンの開発に使用されました。
実際に売りに出されたのは12台ということですから、かなり貴重ですね。
Lツインエンジンでもなく、トレリスフレームでもない。
相当なマニアでないと、このバイクがドゥカティであることをすぐには判断できないでしょう。
2019年現在、動態保存されているタマはあるのでしょうか。
あればぜひ拝んでみたいです。
というわけで、今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Arrivederci.