2019年11月23日

★クイズ$ネギオネア★vol.1

Piacere.


ドゥカティ東名名古屋の根岸です。


今回はウンチク系テーマでいかせてもらいます。


まずは、クイズから。
 

★クイズ$ネギオネア★

Q. 今ではドゥカティの代名詞となっているLツインエンジン。この形のエンジンを最初に搭載したモデルは、次の4機種のうちどれ?

A. MACH1/S
B. 350 DESMO TWIN RACER
C. 500GP RACER
D. 750GT









 


(「ファイナルアンサー?」のくだりはやりません)










正解は…D。


750GTです。




1960年代後半、ドゥカティはビッグバイクの時代が到来すると予見し、挟み角90度・排気量750ccのLツインエンジンの開発に着手しました。


そして1970年、このLツインエンジンを搭載した初号機である750GTを発表したのです。


初期の750GTに積まれていたエンジンの特徴は、シリンダーブロックが丸みを帯びた形状であったこと。


俗に「ラウンドケースエンジン」と呼ばれるものです。


また、この頃はデスモドロミック機構の実用化前で、バルブ駆動には一般的なコイルスプリングが用いられています。




1971年から1974年まで製造販売された750GTですが、とくに初期型はエンジンの精度が高くなく、トラブル発生時にメーカーが対応を円滑に行えるようにするため、イタリア国内でしかほとんど販売されませんでした。


イタリア国外での販売をほぼ考えていなかったことから、生産台数はかなり少なく、初期の750GTは現在世界的にも希少なモデルとして認知されています。


1972年になると、エンジンの品質や技術力も向上し次第に海外輸出が始まり、日本へは73年から輸出され始めました。


この後、750SUPER SPORT(750SS)や860GT、900SSといったモデルとともに熟成が図られ、ドゥカティのLツインエンジンはその知名度や性能を確固たるものとしていくのです。











この話、知っていました?


ドゥカティを乗る人はとことん好きな人が多いですから、「そんなこと知ってる!」と思われた方も多いかもしれません。


(根岸は知りませんでした)


でも、たまにはこういうアカデミックな内容もいいかなと。


クイズ$ネギオネアvol.2ができるように、私ももっと勉強に励みます。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


Arrivederci.
 

★クイズ$ネギオネア★vol.1

1970 750GT PROTOTYPE




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