2019年09月21日
Piacere.
ドゥカティ東名名古屋の根岸です。
近ごろ当店では、モンスターファミリー(797/821/1200)に関するお問い合わせが多いです。
秋のツーリングシーズンに向けて、新たな愛車候補にされる方が多いのでしょうか。
ということで、今回は現行のモンスター3モデルをさくっとご紹介します!
◇モンスター797
過去にドゥカティを乗ったことがない人が、“初めてのドゥカティ”として選ぶことも多いモデル。
ドゥカティらしい美しいスタイリングデザインと走りの楽しさを追求しつつ、扱いやすさと手の届きやすい価格を実現しています。
797の強みはやはり、その軽さ。
れっきとした大型バイクですが、装備重量はなんと193kg。
ホンダのCB400SF(201kg)やスズキのGSR400(215kg)よりも軽いです。
それでもって、約800ccのLツインエンジンは72psを発揮。
190kg台前半の車体を70馬力ものパワーで押し出すのですから、走り出せばそりゃもう軽快。
ワインディングでは当然のこと、市街地でもひじょうに俊敏かつ小回りの利く走りを見せてくれます。
初代モンスターを想起させるフレーム形状や、今やビッグバイクでは採用例の少ない空冷エンジンを搭載しているところも魅力ですね。
◇モンスター821
モンスター797がもつ軽さ・扱いやすさと、モンスター1200がもつパワフルさ・高級感の両方を兼ね備えた、まさに“いいとこ取り”なモデル。
気軽さや親しみやすさをスポイルすることなく、本格的なスポーツライディングにも応える性能を備えています。
「街中や交通量の多い場所では快適に、一方ワインディングやサーキットではスポーティに走りたい」という欲張りなアナタにオススメです。
基本的な車体構成が1200と共通なこともあってか、ビッグバイクらしい風格もしっかりと感じ取ることができます。
◇モンスター1200
モンスターファミリーのフラッグシップモデル。
私なりにひと言で説明すると「プレミアムなピュアスポーツ・ネイキッド」という表現になります。
ただカッコいいというだけでなく上品さもしっかりと織り込まれており、フラッグシップにふさわしい存在感を放っています。
装備重量約210kgという、排気量1200ccのバイクにしては軽量な車体と、150ps近くのパワーを絞り出すテスタストレッタエンジンがもたらす走りは、まさにピュアスポーツ。
スキルの高いライダーが乗れば、SBKにも劣らないパフォーマンスを発揮します。
ライディングモード切替やDWC(ドゥカティ・ウイリー・コントロール)、コーナリングABS等、電子制御が充実しているのも嬉しいポイント。
とにかく「イチバン上のヤツ」が欲しい人にはコレです。
以上、ざっと3つのモンスターを説明させてもらいました。
「797がエントリーモデルで、1200がフラッグシップ」というような表現をしましたが、これは優劣を意味するのではありません。
797、821、1200それぞれに魅力があって、乗り手が何に重きを置くかによってベストなモデルは変わります。
シンプルではあるけれど、明確なキャラクターをもつバイク。
それがモンスターなのです。
もしネイキッドバイクの購入を考えているのなら、一度モンスターも検討してみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
Arrivederci.